【わたしの家事問屋 vol.2 】美しさと快適さは両立できる。家族とともに、豊かな暮らしを育む人
文/藤沢 あかり
設計から素材選び、作り手による加工や仕上げまで、さまざまな思いと技術を込めてつくられる家事問屋の製品。でも、製品としての完成はゴールではありません。ほんとうの始まりは「使い手」に渡ってからです。
この読みものでは、家事問屋を暮らしに取り入れている方々に、アイテムを選んだ理由や使い勝手をうかがいます。家事問屋の製品は、暮らしのなかでどのように活躍しているのでしょうか。
目次
スタイリッシュでシンプル、清潔。ステンレスの魅力が詰まったキッチン
洗練されたモダンさと使いやすさ。その両方をかなえたステンレスのキッチンが目を引くリビング&ダイニングは、「シンプルに、でも豊かに暮らしたい」という思いから生まれました。
今回の使い手は、aaakoさん。夫と、小学4年生の男の子、1年生と年少の女の子、3人のお子さんたちと暮らしています。
「子どもが3人いると、どうしてもものは増えてしまいます。リビングや洗面などのスペースには、できるだけ収納スペースを増やしてもらいましたが、キッチンは隠すとどんどんごちゃついてしまいそう。そこで、思い切ってオープンなペニンシュラタイプにすることで、意識的にすっきりをキープできるようにしました」
ステンレス素材は、スタイリッシュでスマートなデザイン面以外にも、うれしいポイントがたくさんあります。
「お気に入りに囲まれながら、子どもたちと快適に楽しく暮らしていきたいですが、実際は共働きで毎日がバタバタ。ていねいな暮らしとは、ほど遠いのが現実です。だからこそ、ステンレス素材に助けられています。これなら汚れてもサッと拭き上げるだけでピカピカになるんです」
家事問屋と出会ったのは、そんなステンレスキッチンに似合う道具を探していたときでした。
「最初に見つけたのは『壁付けふきん掛け』。そこから調べてみると、どれもシンプルで美しく機能的につくられているうえ、質のよいステンレスを使った美しいデザイン。さらに、『そうそう、そこが便利!』と思える細やかな工夫が隠れているんです。まさに、かゆいところに手が届く感じ。そういう繊細なものづくりは、さすが日本の企業ですよね」
そんなaaakoさんの毎日を助けてくれているという、特にお気に入りの家事問屋3アイテムを教えていただきました。
シンクまわりすっきり!の立役者、「まな板受け」
「シンクまわりは、できるだけすっきりさせたくて洗剤用バスケットや、水切りかごを置くのをやめました。代わりに使っているのが、この『まな板受け』です。これがなければ、うちのシンプルキッチンは成り立たないというくらいお世話になっています。シンクにバーを1本渡すだけの構造なので、置く位置を調整するだけで何通りもの使い方があるんです。
最近は子どももキッチンに立つときが多いので、一緒に作業するときは、まな板受けとして。作業台が広がると安心感が違います」
「ほかにもお米を研いだあとのザルや手洗いしたプラ容器の水切り、ふきん掛け……、とにかく万能。シンプルな構造だから、サッと洗いやすくお手入れが簡単なところも気に入っています」
ストレスフリーでなんでもつまめる、「薬味トング」
「『薬味トング』も、使ってみてわかる便利さがありますよね。ネギやすりおろした生姜などの薬味にはもちろん、お漬物やキムチなど、直にお箸を入れるのはちょっと抵抗があるものは、だいたいこのトングを使います。手を合わせたような絶妙な設計で、小さいものもすべらず、薄い形状もしっかりキャッチできるんです」
「お客さまが来たとき、盛り付けたお菓子の横に添えることも。和洋を問わないデザインなので、そういう使い方ができるのもステンレスのいいところですね。和風の竹トングも持っていますが、これは食洗機で洗えるところもありがたいです。
軽い力ですっとつまめるので、パソコン作業をしながらスナック菓子を食べたいときにも重宝しています(笑)」
休日のランチがもっと楽しく、スムーズになる「パスタメジャー」
「パスタって、ついつい多く茹で過ぎてしまいませんか?土曜のランチは、夫が冷蔵庫に残った食材でパスタをつくるのが定番なのですが、スケールをわざわざ用意するのも面倒で、つい目分量で茹でては大量に。これがあると、計った状態でそのままスタンバイできるのが便利です。
キッチン道具はすべて収納が基本ですが、これはちょっと出しっぱなしにしていても目立たず、菜箸や鍋蓋の一時置きとしても使えるところも気に入っています」
なくてもいいけれど、あると暮らしが豊かになるもの
「シンプルですっきり、でも暮らしは豊かに」と話すaaakoさん。衝動買いをせず、気になるものは紙に書き出してじっくり考えたあと、ほんとうに欲しいものだけを買うと決めているそうです。
「キッチンの道具もできるだけシンプルにと思っています。でも、包丁や鍋のような絶対になくては困る、というものだけでなく、こういった『なくてもいいけど、あると便利』というものに助けられることがたくさんあります。
『あんべら』も、そうですね。餃子づくりなんて頻繁にしませんし、専用の道具はもったいないと思っていたんです。でも、実際に使ってみると作業がぐんとスムーズになるし、ジャムやクリームを塗るときにも気持ちよく使えます。実は使い道がたくさんあったんです。もちろん、食洗機にもかけられます」
「整った暮らしにあこがれますし、一つひとつの調理やお手入れにていねいに向き合いたい気持ちもあります。でも、そうは言っていられないのも現実です。どんなに美しくお気に入りのものであっても、壊れやすいものは日常使いできません。食洗機にかけられる道具なら、家族みんなが家事に参加しやすくなります。
家事問屋の道具は、使い勝手のよさと見た目の美しさ、手入れのお手軽さ、気軽に使える丈夫さ、すべてがバランスよくまとまっているところが、気づけば毎日のように使ってしまう理由なのかもしれません」
aaakoさんには、どんなに忙しくてもキッチンをきれいに保つために心がけていることがあります。それは、シンクまわりの水滴をきちんと拭き取って一日を終えること。
ステンレスのキッチン道具は、最後は食洗機に入れるだけでお手入れ完了。すっきりとしたシンクまわりなら、拭くのも億劫になりません。
水滴をきゅっと拭って、ふきんを「まな板受け」にかけたら、今日もおつかれさまでした。
ピカピカのキッチンから、また、あたらしい一日がはじまります。
読みもの登場製品
壁付けふきん掛け
価格:3,190円(税込)
まな板受け
価格:1,650円(税込)
薬味トング
価格:660円(税込)
パスタメジャー
価格:1,100円(税込)
あんベラ
価格:440円(税込)